◆日常◆プリアサ |
「志貴、お前今日も調印狩りにいくのか?」 「ん?そのつもりだけど」 ■日常 こいつと出会ってから半年が過ぎた。 出会ったのはアコ時代、志貴がゴブリンに群がられていた時。 無いSPでなんとか支援をかけて助けたのがきっかけで、つるむようになった。 あの時はまだアコだったから猫を被っていたが、こいつ…志貴の前では作らなくていい。 心の何処かで安心していたのだ。 志貴はアサシンに、俺はプリーストになった。 転職して暫らくは一緒に狩りに行っていたのにだ、こいつ… 「毎日、毎日、よく飽きないな」 これだ。 「俺、お前の相方だと思ってた」 「だったら、ここにプリがいるのに少しは頼れ!」 目の前の志貴が俺から目を逸らす。 「志貴?」 少し困った表情? 「一緒に行ってベテルが傷つくのが辛い」 ボソッ ペチ 志貴の頬を軽く叩く。 「べ、ベテル?」 半ば強引に志貴の手を引き、溜まり場の部屋を出て行く。
俺達の前には、可愛い少女の格好をした敵や兎のぬいぐるみのような敵が集まってきていた。 「お前…そういえば殴りだったよな?」 2人ともAgi職。 プロンテラに帰る。 「すまない志貴、あんな事言っておきながら」 そう言って微笑む志貴。 「ベテル?」 今度は何処行こうか? これが日常の風景。 |